富山駅は、2015年の北陸新幹線開通に合わせて高架化・建て替えられた現代的な駅舎建築です。設計は内藤廣と川口衞が手がけ、道路、路面電車、歩行者動線をすべて地上レベルで統合した画期的な都市交通結節点として整備されました note。
建築デザインの最大の特徴は、富山の歴史や自然を活かした駅舎・駅前広場の景観形成です。屋根デザインは駅構内からも外部からも楽しめる薄くて軽いランドスケープスキンとして設計され、富山の地域性を建築的に表現しています(キー・オペレーションより)。
駅舎の構造は、多彩な公共交通を快適につなぐ機能を重視し、新幹線、在来線、路面電車が一体的に利用できる計画となっています。内部空間は自然光を効果的に取り入れた明るい構成で、利用者の快適性と機能性を両立させています。富山駅周辺整備事業の核として、駅南北の一体化と公共交通ネットワークの強化を実現し、富山市の新たな都市拠点として機能しています。2022年春には駅ビルも開業し、商業機能も充実した複合的な交通建築として発展を続けています。
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